ホットプレート選びで「タイガー魔法瓶と象印、どっちのがいいの?」と悩んでいませんか?
どちらも信頼できる人気メーカーですが、実は収納の仕方や調理の得意分野が大きく違うんです。タイガーのCRV-G301Tは縦置き収納でスペースを節約できる一方、象印のEA-KK30-BAは深型プレートで煮る料理まで対応できます。
この記事では、両製品のスペックから使い勝手まで徹底比較。あなたのキッチン環境やライフスタイルに合った一台が見つかるよう、具体的な選び方をお伝えします。
この記事で書かれている内容
タイガー CRV-G301T vs 象印 EA-KK30-BA|基本スペック比較
まずは両製品の基本情報を一覧で確認しましょう。
両製品の基本情報一覧表
項目 | タイガー魔法瓶<br>CRV-G301T | 象印<br>EA-KK30-BA |
---|---|---|
型番 | CRV-G301-T | EA-KK30-BA |
カラー | ブラウン | ブラック |
プレート種類 | 穴あき波形・平面・たこ焼き | 深型・傾斜溝つき焼肉・たこ焼き |
本体サイズ | 52.3×38.5×12.7cm | 48×33×14cm |
重量 | 約8.6kg | 約7.0kg |
消費電力 | 1,300W | 1,300W |
温度調節 | 保温〜250℃ | 保温〜250℃ |
コード長さ | 3m | 2.5m |
サイズ・重量・消費電力の比較
サイズ感の違い
タイガーCRV-G301Tは幅52.3cmとやや大きめ。4人家族でもゆったり使える広さが魅力です。一方、象印EA-KK30-BAは幅48cmとコンパクトで、テーブルに置いたときの圧迫感が少なめ。
重量の差は1.6kg
タイガーが8.6kg、象印が7.0kgと約1.6kgの差があります。頻繁に出し入れする方や、棚の高い位置に収納する場合は、軽めの象印が扱いやすいでしょう。
消費電力は同じ1,300W
両製品とも1,300Wの高火力。予熱時間や焼き上がりのスピードに大きな差はありません。
プレート構成の違い
両製品とも3枚プレートですが、内容が異なります。
タイガーCRV-G301T
- 穴あき波形プレート(余分な油を落としてヘルシーに)
- 平面プレート(お好み焼き・焼きそばに)
- たこ焼きプレート(直径44mm×30個)
象印EA-KK30-BA
- 深型プレート(深さ3.5cm、煮る料理も可能)
- 傾斜溝つき焼肉プレート(6°傾斜で油切れ50%アップ)
- たこ焼きプレート(直径43mm×30個、区切り線つき)
最大の違いは「深型プレート」の有無。象印は煮込み料理やパエリア、すき焼きなど汁気のある料理にも対応できる点が特徴です。
【収納性】タイガーの自立式縦置き vs 象印のコンパクト設計
ホットプレートは大きいため、収納方法が使い勝手を左右します。
タイガーの縦置き収納システムとは
タイガーCRV-G301Tの最大の特徴は自立式縦置き収納。本体ガードからスタンドを引き出すと、本体を垂直に立てられます。
縦置きのメリット
- キッチンのすき間に収納できる(奥行き約14.8cm)
- 棚の高さを有効活用できる
- プレート収納ケース付きで3枚のプレートをまとめて保管
限られたキッチンスペースを有効活用したい方にぴったりです。
象印の省スペース設計
象印EA-KK30-BAは縦置きこそできませんが、本体サイズがコンパクト(幅48cm)。3枚のプレートを重ねても高さ18cmに収まります。
象印の収納メリット
- 横置きでも場所を取りにくい
- 重量7.0kgで持ち運びやすい
- 本体ガードとプレートが丸洗いできて衛生的
食器棚やシンク下の横置きスペースに余裕がある方なら、象印でも十分収納しやすいでしょう。
キッチン環境別おすすめ
タイガーが向いているキッチン
- すき間収納を活用したい
- 収納スペースが縦方向にしかない
- プレートを個別ケースで管理したい
象印が向いているキッチン
- 横置きスペースに余裕がある
- 軽めの製品を好む
- 頻繁に出し入れする
【調理性能】穴あき波形 vs 深型プレートの使い分け
プレートの特性が、作れる料理の幅を決めます。
タイガーの穴あき波形プレートの特徴
タイガー独自の穴あき波形プレートは、余分な油を穴から落とす仕組み。焼肉やステーキがヘルシーに仕上がります。
穴あき波形のメリット
- 脂が落ちてカロリーカット
- 表面に焼き目がつきやすい
- 油はねが比較的少ない
ただし汁気のある料理には向かないため、焼く調理がメインの方におすすめです。
象印の深型プレート(3.5cm)でできる料理
象印の深型プレートは深さ3.5cm。通常のホットプレートでは難しい煮込み料理も楽しめます。
深型プレートで作れる料理例
- パエリア
- すき焼き
- パスタ(ナポリタンなど)
- アヒージョ
- 煮込みハンバーグ
「焼く」だけでなく「煮る」料理も楽しみたい方には、象印の深型プレートが圧倒的に便利です。
焼肉プレートの油切れ性能比較
タイガーの穴あき波形
- 穴から油が落ちる構造
- 波形で肉に焼き目がつく
- 平面部分が少ないため野菜は別プレート推奨
象印の傾斜溝つき焼肉プレート
- 6°の傾斜角度で油切れ約50%アップ(メーカー比)
- 溝に落ちた脂は平面スペースに移らない構造
- 野菜も一緒に焼ける平面部分あり
焼肉メインならタイガーの穴あき、肉と野菜を同時に焼きたいなら象印の傾斜溝プレートが使いやすいでしょう。
【お手入れ・使い勝手】毎日使うからこそ重要なポイント
ホットプレートは油汚れがつきやすいため、お手入れのしやすさは重要です。
丸洗い対応と洗いやすさ
両製品とも丸洗いOK
タイガー、象印ともにプレートと本体ガードを取り外して丸洗いできます。油汚れをしっかり落とせるので衛生的。
洗いやすさの違い
タイガーCRV-G301Tの穴あき波形プレートは、穴の部分に汚れが入り込むことがあります。スポンジでは届きにくい箇所があるため、ブラシがあると便利です。
象印EA-KK30-BAの深型プレートは表面がダイヤカットディンプル仕上げ。浅い凹凸があるものの、比較的スポンジで洗いやすい形状です。
本体ガードの構造
象印は本体ガードがプレート面より高く設計されており、熱いプレートに手が触れにくい安全設計。ただし本体ガードの裏面に凹凸があり、汚れが溜まりやすいという声もあります。
タイガーの本体ガードはシンプルな形状で、拭き掃除がしやすい設計です。
コード長の違い(3m vs 2.5m)
タイガー:3mコード
延長コード不要のゆとりある長さ。ダイニングテーブルが壁から離れている場合でも、コンセントまで届きやすいのが利点です。
象印:2.5mコード
一般的な長さですが、テーブルの位置によっては延長コードが必要になることも。ただし「長すぎるコードは邪魔」という方には、ちょうど良い長さかもしれません。
重量と持ち運びやすさ
象印が1.6kg軽い
タイガー8.6kg、象印7.0kgの差は、実際に持ち上げると体感できます。
持ち運びシーン
- 食器棚の上段から出し入れする
- キッチンからリビングへ運ぶ
- 収納場所を頻繁に変える
こうした使い方をする方には、軽めの象印が扱いやすいでしょう。
逆に、一度出したらしばらく出しっぱなしという使い方なら、重量差はあまり気にならないかもしれません。
【耐久性・コーティング】長く使うための品質比較
プレートのコーティングは、耐久性や使い心地に直結します。
タイガーの硬質セラミックスハードフッ素
タイガーCRV-G301Tは硬質セラミックスハードフッ素コーティングを採用。
特徴
- 硬質セラミックス配合のプライマーが、フッ素樹脂をはがれにくくする
- アルミダイキャスト素地にしっかり密着
- 長期使用でも焦げつきにくい
平面プレートは金属ヘラ対応なので、お好み焼きをひっくり返すときも気兼ねなく使えます。
象印の遠赤トリプルチタンセラミック
象印EA-KK30-BAの深型プレートには遠赤トリプルチタンセラミックコートを使用。
特徴
- 3層構造で傷つきにくい
- 表面はダイヤカットディンプル仕上げで油なじみが良い
- こげつきにくく、調理がスムーズ
- 深型プレートは金属ヘラ対応(※先端が鋭利なものは不可)
遠赤効果で食材に熱が伝わりやすく、ムラなく焼き上がります。
金属ヘラ対応の違い
タイガー:平面プレートのみ対応
穴あき波形プレートとたこ焼きプレートは、金属ヘラ使用不可。プラスチック製や木製のヘラを使いましょう。
象印:深型プレートのみ対応
焼肉プレートとたこ焼きプレートは、金属ヘラ使用不可。ただし、深型プレートで幅広い料理ができるため、金属ヘラを使えるシーンは多めです。
【こんな人におすすめ】タイプ別の選び方
どちらを選ぶべきか、具体的なケース別に整理します。
タイガー CRV-G301Tが向いている人
こんな方におすすめ
- キッチンの収納スペースが限られている
- すき間に縦置きして省スペース化したい
- プレートを個別ケースで清潔に保管したい
- コンセントから遠い位置で使うことが多い(3mコード)
- 焼く調理がメイン(焼肉、お好み焼き、焼きそばなど)
- 金属ヘラで平面プレートを使いたい
向いていない人
- 汁気のある煮込み料理を頻繁に作りたい
- 軽量モデルを求めている
- 予算を抑えたい
象印 EA-KK30-BAが向いている人
こんな方におすすめ
- 焼く料理も煮る料理も楽しみたい
- パエリアやすき焼きなど汁気のある料理を作りたい
- 軽量で持ち運びやすいものが良い
- コンパクトなサイズ感を重視
- コストパフォーマンスを優先
- 焼肉時の油切れ性能にこだわる(6°傾斜溝)
向いていない人
- 縦置き収納が必須
- 3m以上のコード長が欲しい
- 穴あき波形プレートを使いたい
家族構成別のおすすめ
2〜3人家族
両製品とも対応可能ですが、軽量でコンパクトな象印のほうが扱いやすいかもしれません。調理レパートリーを増やしたいなら深型プレートは魅力的。
4人以上の家族
プレートサイズがやや大きめのタイガーなら、ゆったり調理できます。ただし象印の深型プレートで鍋料理風にすれば、人数が多くても対応可能です。
収納スペース次第
最終的には「どこに収納するか」で決めるのも一つの方法。縦置きスペースがあるならタイガー、横置き棚があるなら象印という選び方もおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q1: タイガーと象印、どちらが焼肉に向いていますか?
A: 焼肉の好みによって変わります。
タイガーの穴あき波形プレートは余分な油を穴から落とすため、ヘルシーに焼きたい方向け。象印の傾斜溝つき焼肉プレートは6°傾斜で油切れが良く、肉と野菜を同時に焼けるのが特徴です。
肉だけ焼くならタイガー、野菜も一緒に焼きたいなら象印がおすすめです。
Q2: たこ焼きプレートのサイズに違いはありますか?
A: ほぼ同じサイズです。
タイガーは直径44mm×30個、象印は直径43mm×30個。どちらも大玉サイズで、家族みんなで楽しめます。
象印には区切り線がついているため、材料があふれても丸めやすい工夫があります。
Q3: お手入れはどちらが簡単ですか?
A: 一長一短です。
タイガーの穴あき波形プレートは穴部分に汚れが溜まりやすく、ブラシがあると便利。象印の深型プレートは比較的スポンジで洗いやすい形状です。
両製品ともプレートと本体ガードが丸洗いできるので、基本的なお手入れは同程度です。
Q4: ふるさと納税で購入する場合の注意点は?
A: 控除上限額を確認しましょう。
タイガーは大阪府門真市、象印は大阪府大東市の返礼品。寄付金額は自治体サイトで最新情報をチェックしてください。
控除上限額内であれば実質2,000円負担で入手できますが、上限を超えると自己負担額が増えます。事前にシミュレーションをおすすめします。
Q5: 深型プレートはどんな料理に使えますか?
A: 煮る料理全般に対応できます。
象印の深型プレート(深さ3.5cm)なら、パエリア、すき焼き、パスタ、アヒージョ、煮込みハンバーグなど汁気のある料理が可能。
通常のホットプレートでは難しい料理レパートリーが広がるのが大きな魅力です。
Q6: 縦置き収納は安定していますか?
A: タイガーの縦置き収納は安定性があります。
本体ガードからスタンドを引き出す構造で、垂直に自立します。ただし地震対策として、転倒防止の工夫(壁際に置くなど)はしておくと安心です。
Q7: 両製品の保証期間は?
A: 通常1年間のメーカー保証がつきます。
購入店舗によっては延長保証に加入できる場合も。ふるさと納税の場合は保証内容を自治体ページで確認しましょう。
まとめ
タイガーCRV-G301Tと象印EA-KK30-BA、どちらも優れたホットプレートですが、選ぶべきポイントは明確です。
タイガーCRV-G301Tはこんな人に
- 収納スペースが限られている
- 縦置きですっきり収納したい
- 焼く調理がメイン
- プレート収納ケースが欲しい
象印EA-KK30-BAはこんな人に
- 焼く・煮る両方楽しみたい
- 深型プレートで料理の幅を広げたい
- 軽量でコンパクトなものが良い
- コストパフォーマンス重視
私からのアドバイスは、「何を作りたいか」で決めること。焼肉やお好み焼きメインならタイガー、パエリアやすき焼きも楽しみたいなら象印がベストです。
どちらもふるさと納税で入手可能なので、控除上限額に余裕があるなら、実質2,000円負担というお得な選択肢も検討してみてください。
あなたの食卓が、ホットプレートでもっと楽しくなりますように!
【参考】製品比較表(再掲)
項目 | タイガー魔法瓶<br>CRV-G301T | 象印<br>EA-KK30-BA |
---|---|---|
型番 | CRV-G301-T | EA-KK30-BA |
カラー | ブラウン | ブラック |
プレート種類 | 穴あき波形・平面・たこ焼き | 深型・傾斜溝つき焼肉・たこ焼き |
本体サイズ | 52.3×38.5×12.7cm | 48×33×14cm |
重量 | 約8.6kg | 約7.0kg |
消費電力 | 1,300W | 1,300W |
温度調節 | 保温〜250℃ | 保温〜250℃ |
コード長さ | 3m | 2.5m |
特徴 | 縦置き収納・収納ケース付 | 深型プレート・軽量 |
金属ヘラ対応 | 平面プレートのみ | 深型プレートのみ |
価格帯(参考) | 17,000〜28,000円 | 12,000〜18,000円 |
(このブログの記事のベースは商品説明、口コミ、アイキャッチ画像などを、タイガーと象印の公式サイト・Amazon店/楽天店およびTwitterXポスト、ニュースリリースより引用)