象印のホットプレート「やきやき」シリーズで人気の2モデル、EA-HA30とEA-KK30。どちらも3枚のプレートが付属し、焼肉やたこ焼きが楽しめる優秀なホットプレートですが、正価での価格差は約3,000円。この差は一体何なのか、気になりますよね。
私も家族での焼肉パーティー用にホットプレートを探していたとき、この2モデルで迷いました。「新型のEA-HA30は煙対策が優秀らしいけど、旧型のEA-KK30でも十分?」「3,000円の差に見合う価値はある?」と悩んだ経験があります。
結論から言うと、焼肉メインで室内の煙や油汚れを徹底的に抑えたいならEA-HA30、焼く・煮るを幅広く楽しみたいならEA-KK30がおすすめです。
この記事では、両モデルのスペックや機能を徹底比較し、あなたの使い方に合った選び方を提案します。コスパ重視で賢く選びたい方は、ぜひ最後までお読みください。なお、Amazonでは正価よりもかなり安く買える場合があります。
この記事で書かれている内容
象印「やきやき」2モデルの基本スペック比較
まずは、EA-HA30とEA-KK30の基本情報を整理しましょう。EA-HA30-HZ(2024年モデル)の特徴
2024年9月発売の最新モデルで、最大の特徴は「深型穴あき焼肉プレート」を採用している点です。穴から肉の余分な脂が落ちる構造により、煙は約50%削減、油の飛び散りは約90%カットを実現しています。
さらに、ヒーターの熱を反射して熱効率を高める「反射板」が付属しており、焼肉をよりおいしく仕上げることができます。 カラーはチャコールの1色展開です。
EA-KK30-BA(2022年モデル)の特徴
2022年6月発売のモデルで、「深型プレート」「傾斜溝つき焼肉プレート」「区切り線つきたこ焼きプレート」の3枚構成です。深型プレートは深さ3.5cmあり、焼く調理だけでなく、パエリアやパスタ、すき焼きといった煮る調理にも対応できます。 Zojirushi-directYamada Denki
傾斜溝つき焼肉プレートは6度の傾斜角度で油切れが約50%アップ、油の飛び散りを約50%カットします。カラーはブラックの1色展開です。
スペック比較表で一目瞭然
項目 | EA-HA30-HZ | EA-KK30-BA |
---|---|---|
発売時期 | 2024年9月 | 2022年6月 |
実売価格 | 約15,300円 | 約12,300円 |
消費電力 | 1300W | 1300W |
外形寸法 | 48×33×14cm | 48×33×14cm |
本体質量 | 約7.0kg | 約7.0kg |
温度調節 | 保温〜250℃ | 保温〜250℃ |
たこ焼き | 30個(直径43mm) | 30個(直径43mm) |
カラー | チャコール | ブラック |
基本スペックはほぼ同じですが、プレート構成と価格に違いがあります。次のセクションで、この違いを詳しく見ていきましょう。
【最大の違い】プレート性能を徹底比較
2モデルの価格差3,000円は、主にプレート性能の違いから生まれています。ここが選択の最重要ポイントです。
H3: 煙・油の飛び散り対策ならEA-HA30が圧勝
EA-HA30の深型穴あき焼肉プレートは、穴から肉の余分な脂が落ちるため、煙は約半分、油の飛び散りも約90%カットします。 これは、プレート上に残った脂が煙や油はねの原因になることを防ぐ構造です。
6度の傾斜がついているため油が流れやすく、深型設計ではねた油がプレート外へ飛び散るのも抑えます。 室内で焼肉をする際の最大の悩みである「煙」と「油汚れ」を、従来モデルよりも大幅に軽減できるのが特徴です。
一方、EA-KK30の傾斜溝つき焼肉プレートも6度の傾斜角度で油切れ約50%アップ、油の飛び散りを約50%カットしますが、穴あき構造ではないため、煙対策の性能ではEA-HA30に劣ります。
室内で頻繁に焼肉をする家庭なら、EA-HA30の煙対策は3,000円の価格差に十分見合う価値があります。
H3: 煮る調理もできる深型プレートはEA-KK30の強み
EA-KK30の深型プレートは深さ3.5cmあり、定番料理はもちろん、パエリアなどのこぼれやすい料理、パスタやすき焼きといった汁気の多い料理も楽しめます。 焼く調理だけでなく、煮る調理にも対応できる汎用性が魅力です。
EA-HA30にも深型平面プレートが付属していますが、深さの具体的な数値は公表されておらず、煮る調理への対応は明記されていません。プレートの主眼は焼肉性能の向上に置かれています。
ホットプレートで鍋料理やパスタも楽しみたいなら、EA-KK30の深型プレートが便利です。
H3: どちらも大きなたこ焼きが30個焼ける
たこ焼きプレートは両モデルとも同じ仕様です。直径43mmの大きなたこ焼きが30個焼けるため、家族で楽しめます。区切り線つきなので、穴からあふれさせた材料も丸めて作りやすい設計です。
外はカリッと、中はトロリとしたたこ焼きが焼き上がるのは、どちらのモデルでも同じように楽しめます。
コスパで選ぶならどっち?価格と性能のバランス
ここまでの比較を踏まえて、コストパフォーマンスの観点から考えてみましょう。
価格差約3,000円の価値を検証
EA-HA30の実売価格は約15,300円、EA-KK30は約12,300円で、差額は約3,000円です。 KakakuKakakuこの3,000円で何が変わるのかを整理すると:
EA-HA30で得られるもの(+3,000円)
- 煙を約50%削減する穴あき焼肉プレート
- 油の飛び散りを90%カットする性能(KK30は50%)
- 熱効率を高める反射板
EA-KK30で得られるもの(-3,000円)
- 深さ3.5cmの深型プレートで煮る調理にも対応
- 焼肉性能は控えめだが、基本的な油対策は可能
焼肉メインなら新型EA-HA30がおすすめ
月2回以上、室内で焼肉をするご家庭なら、EA-HA30への投資は間違いなく価値があります。煙や油汚れの軽減は、使うたびに実感できるメリットです。
換気扇の掃除頻度が減る、カーテンやソファへの臭い移りが軽減される、テーブル周りの油汚れが少なくなるなど、快適性が大きく向上します。これらの手間を考えれば、3,000円の差額は十分回収できるでしょう。
多用途に使うなら旧型EA-KK30がお得
焼肉は月1回程度で、それ以外にもホットプレートを活用したい方にはEA-KK30がおすすめです。深型プレートで煮込み料理やパスタ、鍋料理まで楽しめるため、使用頻度を高められます。
価格も3,000円安いため、初めてホットプレートを購入する方や、幅広い調理に使いたい方にとってはコスパが高いモデルです。
こんな人にはこっちがおすすめ|用途別の選び方
具体的な使用シーンから、どちらのモデルが適しているかを判断しましょう。
EA-HA30-HZを選ぶべき人
以下に当てはまる方は、EA-HA30がベストチョイスです。
- 室内で月2回以上焼肉をする家庭:煙対策の効果を最大限に活用できます
- マンションやアパート住まい:換気が限られる環境では、煙90%カットは大きなメリット
- 小さな子どもがいる家庭:油の飛び散りが少ないため、テーブル周りが汚れにくく片付けが楽
- 焼肉の仕上がりにこだわりたい:反射板で熱効率が高まり、おいしく焼ける
- キッチンやリビングの油汚れを最小限に抑えたい:掃除の手間を減らせます
3,000円の追加投資で、焼肉時の快適性が格段に向上します。
EA-KK30-BAを選ぶべき人
以下に当てはまる方は、EA-KK30がコスパ良好です。
- 焼肉は月1回程度、多用途に使いたい:深型プレートで煮込み料理も楽しめます
- パエリアやパスタなど汁気のある料理も作りたい:深さ3.5cmの深型プレートが活躍
- 初めてのホットプレート購入:価格を抑えつつ、基本性能は十分
- すき焼きや鍋料理にも使いたい:煮る調理にも対応できる汎用性
- 予算を1万円台前半に抑えたい:約12,300円で3枚プレート構成は魅力的
幅広い調理に対応できるオールラウンダーが欲しい方に最適です。
購入前にチェックしたいポイント
どちらのモデルを選ぶにしても、以下の点を事前に確認しておきましょう。
設置スペース:両モデルとも外形寸法は48×33×14cm(3枚重ね時18cm)で同じです。テーブルサイズに合うか確認してください。
収納場所:重さは約7.0kgあります。頻繁に出し入れする場合は、取り出しやすい場所に収納できるか検討しましょう。
使用頻度:月に何回使うか、どんな料理を作るかをイメージすると、どちらが適しているか判断しやすくなります。
家族構成:たこ焼き30個、焼肉プレートのサイズ感は3〜4人家族向けです。大人数で使う機会が多い場合は、別のサイズも検討する価値があります。
実際の使い勝手はどう?お手入れと収納性
購入後の満足度を左右する、日常的な使い勝手について解説します。
プレートの洗いやすさ
両モデルとも、プレートと本体ガードは丸洗いが可能です。これは象印ホットプレートの大きな利点で、お手入れの手間を軽減してくれます。
ただし、プレート裏面には凹凸があり、そこに汚れが溜まりやすいという指摘もあります。 洗う際は、スポンジで丁寧に洗うことを心がけましょう。
EA-HA30の穴あきプレートは穴部分の汚れ落としに少し手間がかかりますが、EA-KK30の溝つきプレートも溝の底は念入りに洗う必要があります。 どちらも大きな差はありません。
本体のお手入れ方法
本体は濡れた布巾で拭くだけでOKです。ただし、焼肉後は油が飛び散っている可能性があるため、本体周辺も含めて拭き掃除をしましょう。
EA-HA30は油の飛び散りが少ないため、本体周辺の拭き掃除も楽になります。この点でも、煙・油対策に優れたモデルのメリットを実感できます。
収納時のサイズ感
3枚のプレートを重ねると高さ18cmになります。縦置きはできないため、横置きで収納スペースを確保する必要があります。
重さ7.0kgあるため、高い位置に収納すると取り出しが大変です。キッチンの下段収納や、ダイニング近くの収納スペースに置けると使いやすいでしょう。
よくある質問(FAQ)
購入前に気になる疑問点をまとめました。
Q1. どちらのモデルも象印の公式オンラインストアで購入できますか?
A. はい、両モデルとも象印公式オンラインストアや家電量販店、Amazon・楽天などのECサイトで購入可能です。ふるさと納税の返礼品としても提供されています。
Q2. トリプルチタンセラミックコートの耐久性はどのくらいですか?
A. 象印のトリプルチタンセラミックコートは耐久性が高く、丁寧に使えば数年は快適に使用できます。金属製のヘラは避け、樹脂製や木製の調理器具を使うことで長持ちします。
Q3. 温度調節は細かくできますか?
A. 両モデルとも保温(80℃)から250℃までの温度調節が可能です。ダイヤル式で簡単に調節でき、料理に合わせた温度設定ができます。
Q4. 消費電力1300Wは電気代が高くなりますか?
A. 1時間使用した場合の電気代は約40円程度です(電力単価31円/kWhで計算)。週1回2時間使用しても月320円程度なので、極端に電気代が高くなることはありません。
Q5. EA-HA30の反射板は必ず使う必要がありますか?
A. 深型穴あき焼肉プレート使用時に反射板を使うと熱効率が高まりますが、必須ではありません。ただし、焼肉をよりおいしく仕上げたいなら使用をおすすめします。
Q6. 煮込み料理はEA-HA30でもできますか?
A. 深型平面プレートが付属していますが、EA-KK30のように深さ3.5cmと明記されておらず、煮込み料理への対応は公式には謳われていません。汁気の多い料理ならEA-KK30が安心です。
Q7. どちらのモデルもマグネット式プラグですか?
A. はい、両モデルともマグネット式の温度調節プラグを採用しています。コードに引っかかっても外れやすく、安全性が高い設計です。
まとめ|あなたに合った象印ホットプレートはこれ!
象印ホットプレート「やきやき」の2モデルを徹底比較してきました。最後に、選び方のポイントを整理します。
EA-HA30-HZ(約15,300円)を選ぶべき人
- 室内で月2回以上焼肉をする
- 煙や油の飛び散りを徹底的に抑えたい
- マンション・アパート住まいで換気に制限がある
- 焼肉の仕上がりにこだわりたい
EA-KK30-BA(約12,300円)を選ぶべき人
- 焼肉は月1回程度、多用途に使いたい
- 煮込み料理やパスタもホットプレートで作りたい
- 初めてのホットプレート購入で予算を抑えたい
- 幅広い調理に対応できる汎用性を求める
私の結論:焼肉メインならEA-HA30の煙対策は3,000円の価値あり、多用途ならEA-KK30の深型プレートがコスパ良好です。
どちらのモデルも象印らしい確かな品質で、基本性能に大きな差はありません。あなたの使い方に合わせて、最適な1台を選んでください。
ホットプレートがあれば、家族との食事時間がもっと楽しくなります。この記事が、あなたのホットプレート選びの参考になれば幸いです。
(このブログの記事のベースは商品説明、口コミ、アイキャッチ画像などを、象印の公式サイト・Amazon店/楽天店およびTwitterXポスト、ニュースリリースより引用)